NIHON KOGEIKAI
日本工芸会東日本支部 第40回伝統工芸新作展
入賞作品解説


3-00111-111-040-00212

東京都教育委員会賞
乾漆蓋物(かんしつふたもの)
内島一郎

 石膏原型の蓋、身、立上がり、懸子と、四つの原型の雌型に、麻布と和紙を漆で貼り重ねて器物を作る内貼り式の乾漆技法で作られた八角型の箱である。内側は、黒呂仕上げ。懸子の縁が、青金粉でアクセントになり、手際よく仕上がっている。波と陽の光のイメージで構成し、側面のレリーフもすっきりとまとまっている。甲面の朱漆の暈し塗りや、波頭の煌めきを思わせる金平目の線も効果的で、作者の確かな技術が冴える優品である。

(日本工芸会東日本支部 第四十回 伝統工芸新作展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2000