NIHON KOGEIKAI
第40回 西部工芸特別記念展
入賞作品<自由作品の部>


2-00040-999-040-02027

朝日新聞社大賞

久留米絣着物「朝露かがよふ」

梶間博美


 久留米絣は、藍と木綿、白絣による織物の伝承技術である。
本品は、久留米絣を現代の衣裳としてどの様に活用していくかという課題に一石を投じた作品であろう。どこまでも拡がる蔓草の伸びやかな曲線に、朝露を表現したというその雫を星くずのように点在させたところに、この作者の非凡さがうかがえる。点と線、面と線の構成はデザイン上の重要な要素であり、構想や草稿段階の苦心が伝わってくるようで、制約のある絣技法を用いながら、無限の世界を感じさせる秀作である。(作品解説・北村武資)

(第40回 西部工芸特別記念展図録より)



受賞作品一覧へもどる


表紙へもどる

製作著作
社団法人日本工芸会
2005