NIHON KOGEIKAI
第41回 西部工芸展
入賞作品<自由作品の部>


2-00132-999-041-02009

日本工芸会 西部支部長賞

藍染花織絣着物「縁日」

秋山眞和


 ブルーの濃淡の鮮やかさが眼をひく。その藍の色と、七宝に組まれた円の大きさがこの作品の魅力を決定していると思う。たいへん抑制のきいた造形要素が効果的に配され、深い闇の中に無数に浮かぶ光の環の幻想の世界を見事に表出している。  
 絣の扱いが秀逸で、その役目を果たすのに充分であるレヴェルに止められ、キラリと光る経緯絣の星座状の六角形が、淡藍の色面の淡さを強調し、浮織による小さな光沢のある矩形が斜に配列されて、濃藍の深さを一層きわ立たせている。  
 サラリとした触感の織味は、作者が常々こだわりを持つ素材づくりによるもので、長年培われたわざの結晶とも言えよう。(作品解説・森口邦彦)

(第41回 西部工芸展図録より)



受賞作品一覧へもどる


表紙へもどる

製作著作
社団法人日本工芸会
2006