NIHON KOGEIKAI
第22回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


5-00211-222-022-00140

日本工芸会賞
螺旋紋花籃
辻 完

 この作者は一昨年にひき続き、再び最高賞に輝きました。
 高さ33センチ、径13センチのこの作品は、出来あがるまでに20枚以上の図を描き、形を決定するまでに3ヵ月かかりました。縦88本の竹ひごも含め、二百数本のひごは先に染料で染め、編み上ってから漆をかけています。さらに2ヵ月半もの作業です。
 重量感、安定感を出すため、精緻に編んだ下部から、2本の螺旋が追いかけ合いながら美しい軌跡を描いて伸びています。拡がりのある調和した空間をつくり上げた、すがすがしく上品な傑作です。

(第22回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1991