NIHON KOGEIKAI
第23回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


2-00261-222-023-00122

岐阜高島屋賞(東海伝統奨励賞)
紬織着物「銀嶺」
松村俊子

 モノトーンの大胆なデザインのこの作品は、ほぐし絣の技法を用いたものです。まず、白糸でガーゼのように粗く仮織りをした布を屏風畳みにし、グレー・黒のぼかし染めをします。その後、よこ糸を抜き去り、再び機にかけ本織りに入るという工程をたどります。
 引き返し織りで色糸をあしらっただけの簡素な本織りが、たて糸のコントラストの強さをやわらげ、ぼかし染めの面白さを生かしています。冬山の厳しさと静けさを表したいという作者の想いは、充分表現されています。

(第23回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1992