NIHON KOGEIKAI
第26回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


1-00426-222-026-00016

東海伝統工芸展賞
栗文皿
太田公典

 作者が永年にわたって追い求めてきた、「自然を描写し、モチーフを把握・構成して、器に表現してゆきたい」という欲求がやっと見事に実った秀作です。作者はこれまで数々の技法を試み、試行錯誤を繰り返してきました。そしてたどり着いたその方向は、振り出しに戻って陶芸制作の最も基礎となるこの「染付」であり「鉄絵」であったと言えましょう。このことは、自らの作品表現を悩み思考している多くの若い作家に、多大な示唆を与えることでしょう。
 しっかりとした描写力と構成力を持つ作者が、今回の受賞を機に意を新たに「自然を厳しく大きく見つめ、空気を充分に意識して」飛躍されんことを期待してやみません。

(第26回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1995