NIHON KOGEIKAI
第26回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


2-00063-222-026-00122

愛知県知事賞
 生絹着物「水月」
土屋順紀

 「生絹」と書いて、「すずし」と読みます。
 音の響きの如く、作者は涼しげな夏物を織りたいという願いから、紬糸と、この「すずし」といわれる未精練の細い糸を、経緯に巧みに使いわけています。薔薇染めのチャコールグレーと丁字の黄色、臭木のブルーと藍、この色づかいと風合いから、メタリックな雰囲気が見事に醸し出されています。
 作者の想いは、まさに現代の涼やかさとなり、情趣ゆたかな作品となりました。

(第26回 東海伝統工芸展図録より)



受賞作品一覧へもどる


表紙へもどる

製作著作
社団法人日本工芸会
1995