NIHON KOGEIKAI
第29回 東海伝統工芸展 入賞者
入賞作品解説


2-00114-222-029-00129

日本工芸会賞
絵絣着物「うつりゆく季(とき)」
小林敬子

 工芸の世界では、同じ技法・テーマを追及し、研鑚努力を続けなければなりません。  「季の流れとその無情感を、月の満ち欠けで表現したい」という作者の思いは、霞にけむる夕月、暮れゆく時の詩情を感じると共に、曲線と直線のリズミカルな連続紋様は、観る者を心地良くさせてくれます。
 経緯双紬・絵絣という技法は、綿密な作業と数々の手間、繊細な心を持ってして始めて成り立ちます。技巧に走ることなく、ほど良い大きさの紋様であり、よく考え選ばれた一色である秀作です。

(第29回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
1998