NIHON KOGEIKAI
第33回 東海伝統工芸展
入賞作品解説


1-00297-222-033-00046

静岡県教育委員会教育長賞
あけぼの彩輪形文大鉢
鯉江 廣

 急須造りに使う朱泥土で素地を造り、淡いピンク色を発色させたいところだけに、釉を掛け、酸化炎で朱色に焼き上げ、更に低温で燻す。これを作者は「あけぼの彩」と名付けている。
 釉が掛かっているところは燻されず、無釉で赤く発色している素地を、炭化させてさせてさせて黒く発色させる。釉の厚みを変化させ、釉が薄い所の素地の朱色は透けてほのかにピンク色に発色し、釉を厚く塗って一段と白く発色させた白線が、この作品を引き締めている。
 着実に積み重ねた、作者の努力が結実した優作である。

(第33回 東海伝統工芸展図録より)



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製作著作
社団法人日本工芸会
2002